アジアにおける経済開発の持続可能性 インドを事例として

平成15年度 成果一覧

石見 徹(東京大学 大学院経済学研究科現代経済専攻 教授)

要旨

インドは1990年代から経済成長率が高まり、マクロ的には「貧困の罠」から脱却する可能性が出てきた。人口増加率も逓減し始め、他方で食糧の増産も続いているので、一国的には食糧の過剰傾向すらみられる。しかし飢餓線上にある貧困層が多数残っているのは、所得格差が依然として大きいことに原因がある。また食糧の増産は、地下水の過度の使用を生み出している。こうした問題を解決する上で、公共政策を適切に行うことが重要になる。

キーワード

持続可能性、経済成長、貧困、人口、食糧