アジア主要都市を対象としたサステイナブルな都市交通実現に向けた物流施策の比較検討調査

平成14年度 成果一覧

家田 仁(東京大学 大学院工学系研究科社会基盤工学専攻 教授)
星田康臣(第一復建(株) 技術第2本部 環境計画部)
Crispin E. D. DIAZ(フィリピン大学交通研究センター 助教授)
加藤 浩徳(東京大学 大学院工学系研究科社会基盤工学専攻 講師)

要旨

現代の物流手段として欠くことのできない貨物自動車は,都市においては渋滞や路上駐車等による交通混雑の悪化や排出される汚染物質による都市環境の悪化などの負の影響をももたらしており,特に事態の深刻な発展途上国の大都市圏においては,これらの解決を目的とした物流施策の構築が急務となっている.そこで本研究では,物流に関するデータの乏しい発展途上国の大都市圏においても効率的かつ持続可能な物流施策の構築が実現できるように,フィリピンのマニラを中心とする都市圏を対象として都市内物流の現況調査・分析を行い,物流により発生する交通負荷及び環境負荷を推定した.その上でそれらの値及び物流関連施策を,状況の異なる東京都市圏及びバンコク都市圏のデータと比較することで,都市の発展段階,貨物車規制政策の相違等による貨物交通の特性の違いを見出した.

キーワード

都市内物流、発展途上国、環境負荷、比較分析