アジア型風車の研究開発と普及シナリオ構築

平成20年度 成果一覧

荒川 忠一(東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻 教授)
飯田 誠(東京大学大学院総合文化研究科 講師)
井上 智弘(東京大学IR3S 研究員)

要旨

インドおよび中国における風力エネルギーの最新事情について調査研究を行った。インドは伝統的に風力エネルギーの導入に積極的であるが、地域ごとの問題を明らかにしつつ、制度の統一化や、優遇税制、電力網整備などを進めている。一方、中国は10GWの大規模ウィンドファームの着工をはじめ、空前の風力ブームに沸きかえり、内モンゴルなどに風力に合わせて工場地帯を構築するアイデアなども存在する。日本は、導入量は伸び悩むものの、その技術の高さから台風や山岳地域の気象条件にも適合する日本型風車ガイドラインを発表し、その方向性を睨んだ製品の開発も進んでいる。アジア各国の力を合わせて、アジアにもっとも適合した風力エネルギーシステムの構築を目指している。

キーワード

風力エネルギー、風車、アジア・モンスーン、ガイドライン、ウィンドファーム