アジア大都市にオートバイによるモータリゼーションの管理方策

平成19年度 成果一覧

清水 哲夫(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 准教授)
家田 仁(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻  教授)
鳩山 紀一郎(モスクワ大学客員 研究員)
朴 乃仙(ソウル市主任 研究員)
VU Tuan Anh(アジア開発銀行研究所 研究員)
HIEP Tran Tuan(ベトナム交通運輸大学ハノイ校 副高校)
TSAO Shou-min(国立台湾大学 教授)
TANEERANANON Pichai(王立ソンクラ大学 准教授)

要旨

本プロジェクトは,今後の発展が期待されるアジア途上国の大都市において,オートバイを敢えて積極的に活用してモータリゼーションを軟着陸させるための総合的政策を提案することを目的とし,ベトナムハノイ市を研究対象に,オートバイ保有行動分析,交通機関選択行動分析,交通流解析を実施した.その結果,オートバイ等の私的交通機関の保有コントロール政策の効果は非常に小さいこと,オートバイからバス利用に転換させるにはバスのサービスレベル相対的に飛躍的に高める必要があること,オートバイが道路空間で占める空間には無駄が多い可能性があること,交差点におけるグループ行動という特殊な走行方式は現時点では交通処理能力を高める効果が認められるが今後の自動車混入率の増加とともに破綻する可能性が高いこと,オートバイレーンの導入により交差点処理能力を向上できる可能性があること,を確認した.

キーワード

オートバイ交通、モータリゼーション管理