サステイナビリティへ向けたイノベーション・システムの国際比較分析

平成21年度 成果一覧

鎗目 雅 (東京大学大学院新領域創成科学研究科サステイナビリティ学教育プログラム 准教授)

要旨

サステイナビリティ学が検討すべき重要な対象は、自然に関する科学的な知識の急激な進歩が、多くの分野における技術的な開発と普及を通じてイノベーションを引き起こし、それが長期間にわたって社会や環境に広範な影響を与えていくというダイナミックなプロセスである。イノベーションを、多様な知識が社会的な制度環境のもと、異なるアクターによって生産・伝達・活用される知識循環プロセスという観点から捉えることで、様々な過程が互いにフィードバック作用を受けながら、ダイナミックな関係性をもっているシステムとして考えることが可能となる。具体的な技術や産業に関する国際比較分析を行うことで、サステイナビリティ・イノベーションに向けた企業戦略、公共政策、制度設計に関する有用な知見が得られることが期待される。

キーワード

イノベーション・システム、知識循環、企業戦略、公共政策、制度設計

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