マレーシアにおけるパーム椰子栽培が周辺の環境に及ぼす影響調査

平成21年度 成果一覧

川島博之 (東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻准教授)
小森慶 (東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻修士課程)
新藤純子 (農業環境技術研究所物質循環領域長)
岡本勝男 (農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員)

要旨

近年のパーム椰子の需要増加により、マレーシアの特にサバ州ではパーム椰子畑が造成され、窒素肥料の施肥量も増加してきている。本研究では、窒素濃度を推計することで、パーム椰子生産が周辺環境に与える影響調査を行った。その結果、気候条件により周辺環境に深刻な影響を及ぼす窒素濃度は算出されなかった。しかし、今後も新興国でのパーム椰子の需要増加に伴い、パーム椰子畑の造成や窒素肥料の投入により窒素濃度の上昇が危惧されると共に、熱帯雨林保護の観点からも持続可能な農業の在り方が問われる。

キーワード

サバ州,窒素負荷,窒素濃度,パーム椰子,窒素肥料

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