中国西北地区の半乾燥地の侵食過程の解明と緑化技術の開発

平成19年度 成果一覧

福田 健二(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学系自然科学環境学専攻 教授)
是常 知美(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学系自然科学環境学専攻 博士課程)
小田 あゆみ(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学系自然科学環境学専攻 博士課程)
松永 光平(東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学系自然科学環境学専攻 博士課程)
安冨 歩(東京大学東洋文化研究所東アジア第一研究部門 准教授)
深尾 葉子(大阪大学経済研究かグローバルマネージメントコース 准教授)

要旨

中国西北地域に広がる黄土高原は,過度の伐採や農牧により激しい土壌浸食にさらされ,砂漠化が進んでいる地域である。砂漠化を防止するためには,地域に適した土地利用,緑化方法の提案が必要である。地形調査の結果から,地形区分により侵食されやすさが異なること,年降水量が450mmを越える地域では,森林により侵食が抑制されることが示された。緑化手法に関しては,ポプラやニセアカシアに比べて,アブラマツは光合成における水利用効率が高いこと,アブラマツ植林は土壌水分を増加させ林床植生を発達させることが明らかになった。

キーワード

黄土高原、地形区分、侵食、アブラマツ、ニセアカシア、水分生理