交通機関における化学物質への曝露とその影響

平成15年度 成果一覧

柳沢 幸雄(東京大学 大学院新領域創成科学研究科環境学専攻 教授)
篠原 直秀(独立行政法人産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター)

要旨

東京の交通機関を利用している人の通勤・通学時の化学物質への曝露量を測定した。どの化学物質への曝露量も、屋外より車内で高かった。アルデヒド類は、電車やバスで高い曝露を示す例もあり、それぞれ相関していたが、内装か個人のどちらの由来か特定できなかった。アセトンはイソプレンと相関しており、人の呼気由来と考えられる。ベンゼンやトルエン等は、バスの車中で特に高く、それらの間に相関があり、ガソリン由来と考えられる。

キーワード

個人曝露量、揮発性有機化合物、カルボニル類、通勤・通学、東京