企業による海外での食料調達と食料安全保障

平成22年度 成果一覧

本間 正義(東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻教授)
齋藤 勝宏(東京大学大学院農学生命科学研究科農業・資源経済学専攻准教授)
松田 浩敬(東京大学サステイナビリティ学連携研究機構特任講師)

要旨

本研究では、海外で食料調達を行っている企業に着目し、彼らの海外進出の動機と目的、日本の食料輸入における役割などを分析した。特に、大手商社の動向を調査し食料調達の戦略の違いなどを考察した。日本の食料供給の6割を担っている輸入食料の安定確保は日本の食料の安全保障にとって重要な課題である。しかし、近年、大手商社は日本以外への食料貿易を拡大しており、日本の企業だからといって日本への輸入を優先しているわけではない。企業の対日関係を深化させるためには、サプライ・チェーンを活用するなど、グローバル化の中でより高い付加価値を日本市場が持つような方策が必要となる。

キーワード

食料輸入、食料安全保障、総合商社、サプライ・チェーン

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