原油市場の多国間均衡モデルとシナリオ分析に基くアジア地域のエネルギー戦略評価

平成18年度 成果一覧

小池 政就(東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程)
茂木 源人(東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 准教授)
堀井 秀之(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻   教授)
大森 良太(科学技術振興機構社会技術研究開発センター   主任研究官)

要旨

過熱する国際原油市場のモデル化を行い,そこでの需要増が市場価格にどのような影響を及ぼすか構造分析を行った.国際市場における原油価格はスポット市場で決定されるため,将来の需要増に対する産油国の対応を複数のケースとして分析した.ここでは産油国をOPECと非OPECに分けて各対応による変化を試算している.ケースの決定については,東アジア地域のエネルギー動向およびその際の戦略構築を目的としたシナリオ分析の結果を用いている.これまで専門家による議論を重ね,各シナリオの発生頻度や影響の大きさなどを評価し,重要な結果予測の選択を行った.そのため,産油国における生産や投資動向,東アジア地域を主とする需要の変動等により,価格を通した影響を定量的に評価することができた.

キーワード

原油市場、均衡モデル、シナリオ・プランニング、エネルギー安全保障、東アジア、中国