地域スケールでのバイオマス循環戦略の検討

平成19年度 成果一覧

新巻 俊也(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻  准教授)
栗栖 聖(東京大学先端科学技術研究センター 講師)
山口 雅博(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 博士課程)
石井 暁(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻  協力研究員)
花木 啓祐(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻  教授)

要旨

関東地方の都県単位で食品廃棄物発生量を推定し、飼料化および堆肥化を想定した場合の需給バランスの解析を行うとともに、メタン発酵も含めて温室効果ガス削減量を推定した。その結果、乾熱乾燥方式による飼料化およびメタン発酵液の液肥利用を考慮した場合には、設定したすべてのシナリオで温室効果ガス発生量が削減されると推定された。さらに、全国を対象として、厨芥を下水汚泥とともにメタン発酵してエネルギー回収するプロセスについて、2050年までの長期社会経済シナリオにもとづく利用ポテンシャルの推定を行い、年間3.7MWh程度の発電量が見込まれることが示された。

キーワード

食品廃棄物、湿系バイオマス、需給バランス、温室効果ガス削減、将来予測