地域的気候に関する大気質変化の化学

平成14年度 成果一覧

幸田清一郎(東京大学工学系研究科化学システム工学専攻 教授)
廣川 淳(東京大学先端科学技術研究センタ- 助教授)

要旨

大気質変化に及ぼす大気化学反応、なかんずく大気不均一反応の反応速度論的な検討の一環として、対流圏におけるハロゲン分子の動態に関する研究と、ガス状化学種とエアロゾル粒子の動的な相互作用の解明に関する研究を進めた。前者においては、化学イオン化質量分析装置を試作してその分析感度などの基礎研究を進めると共に、沖縄において試験的なハロゲン濃度観測を行った。また後者においては、液相エアロゾル粒子への気相化学種の取り込みに関する標準的な実験方法の一つである液滴法に対して数値流体力学的な検討を加え、その問題点を明らかにした。

キーワード

大気質、不均一反応、ハロゲン、化学イオン化質量分析計、液適法