大気汚染物質の発生、消滅に関する分子論的機構の解明 -理論的アプローチ-

平成13年度 成果一覧

平尾公彦(東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻教授)
山下晃一(東京大学 大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授)
高塚和夫(東京大学 総合文化研究科相関基礎科学教授)

要旨

大気中汚染物質として考えられる様々な化学物質の構造、電子状態等の分光学データに関する理論的アプローチとして以下のプロジェクトを実施した。(1)リアル系を対象とした「次世代分子理論」として、さまざまな高精度高速分子理論を開発し、分子理論計算プログラムパッケージ「UTChem」開発を開始した。(2)デバイス製造プロセスで排出されるPFCガス削減のために低誘電率有機絶縁膜の材料設計についての理論的指針を検討した。(3)環境化学で重要な役割を果たすクラスターのカオス振動状態を量子化することに成功し、スペクトルを計算した。クラスターの今後の研究に資するものと期待される。

キーワード

次世代分子理論、理論化学計算プログラムパッケージ「UTChem」、層間絶縁膜、低誘電律材料、クラスター、振動スペクトル、カオス