山間部地域社会(山里)における薪炭燃料エネルギーの生産・流通構造に関する基礎的研究

平成22年度 成果一覧

吉田 伸之(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
後藤 雅知(千葉大学教育学部 准教授)
小松 愛子(東京大学大学院人文社会系研究科 学術支援職員)
江下 以知子(東京大学大学院工学系研究科 博士課程院生)
熊遠報(早稲田大学理工学術院・教授)
朴花珍(釜慶大学校人文社会大学史学科 副教授)
ロドリック=ウィルソン(ウィスコンシン州立大学ホワイトウォーター校歴史学部 助教授)

要旨

本研究は、2009年度に引き続き、長野県下伊那郡阿智村清内路の歴史資料を素材として、近世清内路村の社会=空間構造に見られる分節的な特質を、人びとの生業の面から解明しようと試みたものである。特に、幕府直轄林におけるうら木・雑木の用益、百姓共有林の販売益、さらには商品作物としての莨生産をとりあげ、それぞれの様相を具体的に検討し、山里に積層された、かつてここで生きた人びとの営みの多様性、豊かさについて垣間見た。

キーワード

山里、御榑木山、雑木、百姓持林、莨