持続可能な未来の都市の計画

平成13年度 成果一覧

花木 啓祐(東京大学 大学院工学系研究科都市工学専攻教授)
荒巻 俊也(東京大学先端科学技術研究センター講師)

要旨

本プロジェクトにおいては、3大学と広州市の間でさまざまな研究が進められている。ここでは、広州市南部で今後大規模な開発が行われる予定である番禺地区を対象として、このような大規模な開発がこの地域を流れる主要な河川である沙湾川の水量や水質にどのような影響を与えるのか、節水などの対策によりそれがどの程度緩和されうるのかについて検討した結果を報告する。具体的には広州市から得られた情報などを基に、将来の水需要と沙湾川からの取水量を推定し、さらに排水の管理の度合いに応じて沙湾川下流部での水質を予測した。その結果、乾季において90%超過確率で再現されるような流量の時には大きな影響を与えうることが示された。また、対応策として産業系や生活系での節水を行うことにより、水質悪化が軽減されうることが示された。

キーワード

水需要、水質予測、都市開発、広州市