持続的生産のための意志決定支援ツールの開発

平成14年度 成果一覧

平尾雅彦(東京大学 大学院工学系研究科化学システム工学専攻 助教授)

要旨

化学産業が地球持続性に貢献するためには、化学製品と化学プロセスの設計において環境影響評価を統合することが必要である。このために、ライフサイクルアセスメントによる環境影響評価の結果を化学プロセス設計における早い段階で取り込むためのアクティビティモデルを構築した。PET樹脂のケミカルリサイクルプロセスの設計を例として、反応の選択、プロセスの選択、ライフサイクルの選択が相互に強く関係することを示し、実際に環境影響の視点からプロセスを選択する手法を示した。このようなLCAに基づいた設計のためには、反応から単位操作、プロセス、ライフサイクルを階層的にモデル化した統合的情報基盤が必要である。

キーワード

化学プロセス設計、環境影響評価、ライフサイクルアセスメント、統合情報基盤、PET樹脂、ケミカルリサイクル