東アジアにおける広域大気汚染の評価

平成20年度 成果一覧

中島 映至(東京大学 気候システム研究センター  教授)
鶴田 治雄(東京大学 気候システム研究センター)
鶴田治雄(東京大学 気候システム研究センター)
木本昌秀(東京大学 気候システム研究センター)
高橋正明(東京大学 気候システム研究センター)
住 明正(東京大学 サステナビリティー学連携研究機構)
柴崎 亮介(東京大学 空間情報科学研究センター)

要旨

本研究では、東南アジアのタイで一年間を通した大気エアロゾルの地上測定を行い、その化学成分と大気塊の輸送経路などから、乾期にエアロゾル濃度が高くなる原因は、前期では東アジアの化石燃料の燃焼により、後期では農作物残さなどのバイオマス燃焼によりインドシナ半島で発生 /生成したエアロゾルが到達したためであった。スカイラジオメータで解析したエアロゾルの光学的厚さと単一散乱アルベドは、地上の炭素状エアロゾルなどの季節変化に対応した変動を示し、また人工衛星 CALIPSOによるエアロゾルと雲の鉛直分布は、これらの変化を詳細に解析する上で、非常に有効であることが明らかになった。過去に実施した奄美と今回の地上測定、人工衛星データの解析、およびモデル研究を、総合的に比較検討するための手法及びデータベースが構築された

キーワード

炭素状エアロゾル、バイオマス燃焼、光学特性、スカイラジオメータ、気候変動

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