東アジアの都市域における持続可能な水再生技術の開発 -エネルギー自立型水再生の運転条件-

平成21年度 成果一覧

山本 和夫(東京大学 環境安全研究センター 教授)
福士 謙介(東京大学 サステイナビリティ学連携研究機構 地球持続戦略研究イニシアティブ 准教授)
Chart Chiemchaisri(カセサート大学 工学部 環境工学科 准教授)

要旨

本研究では,アジアの持続可能な都市形成に資する技術となるためのエネルギー自立型の次世代MBRシステムを目指し,傾斜管挿入型MBR(ipMBR)プロセスによる排水処理・水再生の性能と最適な運転条件の評価を行った.タイ王国の廃棄物処分場浸出水を対象とした長期連続処理実験において,99%以上のBOD除去と80%以上の全ケルダール態窒素(TKN)の除去が可能であることが示された.また,FISH法による窒素代謝細菌相の解析の結果,硝化脱窒による窒素除去反応のほかに,Anammox細菌の存在が確認され,省エネルギーで窒素除去を行う次世代MBRとなることが期待される.

キーワード

メンブレンバイオリアクター,排水再生利用,造水技術

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