東アジア圏の観点から見た我が国の持続可能な交通政策の方向性 -問題構造化とシナリオ分析によるアプローチ-

平成18年度 成果一覧

加藤 浩徳(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 准教授)
城山 英明(東京大学大学院法学政治学研究科 教授)
中川 義典(高知工科大学社会マネジメント研究所 助教)

要旨

本研究は,公共政策におけるシナリオ分析に関して,関係主体間の相互関係を明示的に考慮する方法を提案し,それを東京圏の広域交通政策事例に適用した結果を示すものである.適用にあたっては,東アジア圏からの視点を考慮した.提案方法の特徴は,社会経済動向等に起因するマクロな不確実性に加えて,関係他主体の行動によるミクロな不確実性についても取り扱っている点と,ミクロな不確実性を考慮するために,既存の問題構造化分析によって得られた関係主体間の相互期待表を活用している点にある.ミクロ・マクロ両方の不確実性を考慮することによって,より現実的な分析と政策検討が行えるものとなっている.

キーワード

主体間相互関係、シナリオ分析、不確実性,問題構造化、広域交通計画、ケーススタディ