東南アジア大陸部における越境資源環境問題

平成20年度 成果一覧

佐藤仁(東京大学東洋文化研究所)

要旨

経済成長の著しい東南アジアでは、急速な開発の進展とともに資源環境問題の劣化が顕在化しつつある。これらの問題のうち、もっとも扱いにくいのは国境を越える問題、いわゆる越境環境問題である。東南アジアの越境環境問題は、煙害(ヘイズ)が有名であるが、それ以外にも野生動植物の密貿易、越境インフラの環境影響、メコン河の河岸における土地浸食など体系的に取り上げられていない問題も数多い。そこで本プロジェクトは、ミャンマー、ベトナム、ラオス、タイ、カンボジアなどから若手の研究協力者を得て、さらにはADBなどの国際機関の専門家も交え、東南アジアにおける越境環境問題の実態把握を試み、越境環境問題に関する授業でも使うことのできる事例集の作成を行った。事例集は、現在準備中であり、2009年8月には暫定的な冊子の印刷ができる予定である。

キーワード

越境問題、東南アジア、メコン河、環境、政策オプション

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