東南アジア巨大デルタの土地利用変化と洪水との共生に関する研究

平成16年度 成果一覧

春山 成子(東京大学 大学院新領域創成科学研究科環境学専攻 助教授)

要旨

本プロジェクトにおいては、東南アジアの主要大学であるベトナム国家大学(ハノイ)との間で、巨大デルタにおける土地被覆および土地利用変化を地形環境変遷にかかわり研究を推進してきている。ここでは、各河川の下流地域に展開する巨大デルタを背景にして立地するプライメートシテー、並びに、洪水氾濫の状況変化を明確にし、都市の脆弱性を評価するとともに近郊農業地域、また、水田農業特化地域での洪水との共生空間を考え、海岸侵食の継続する北部ベトナムの紅河デルタを取り上げて災害と土地利用に関する研究を行った。本研究では当該デルタでの被災の素因、誘因の両面を勘案して、適切な災害防除の手段を講じるための研究として、紅河デルタの高リスク地域における災害軽減策の策定を考えた。さらに、土地条件を評価して、土地利計画のリスクを勘案したゾーニングを提案した。

キーワード

紅河デルタ、共生、土地利用変化