気候変動の紅河デルタでの応答にかかわる研究

平成15年度 成果一覧

春山成子(東京大学 大学院新領域創成科学研究科環境学系 助教授)
松本淳(東京大学 大学院理学系研究科地球惑星学専攻 助教授)
船引彩子(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 博士課程学生)
デン・フン・タイ(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 博士課程学生)

要旨

北部ベトナム・紅河デルタでは完新世の気候変動を受けて海水準の変化に応答して沖積平野が形成されてきた。完新世の海面変動は汎世界的であるが熱帯・亜熱帯デルタでは温帯地域とは異なる応答が認められ、当該地域の気候的特殊性を考慮し、気候温暖化にリンクする海上昇を考えると紅河デルタの古環境復元は将来的な自然災害軽減のための土地管理・環境評価には重要な課題である。そこで、この研究で紅河デルタの平野地形を評価し、ハノイ首都圏周辺地域を中心にして、気候変動との対応を明らかにした。

キーワード

紅河デルタ、気候変動、完新世、海面変動