環境保全型農業技術の普及における地理的要素と社会ネットワークの役割―エチオピア農村の事例―

平成22年度 成果一覧

戸堂 康之(東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻教授)
高橋 遼 (東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻博士課程)

要旨

本研究は、エチオピアにおける環境保全型農業技術の伝播の要因について、特に地理的要因や社会ネットワークに焦点を当てて分析したものである。その結果、農業普及員と頻繁に会う農民は新しい技術をより多く知っている傾向にあるが、必ずしもより多くの新しい技術を使っているわけではなく、むしろ農業普及員に限らない一般的な社会ネットワークが新技術の導入に影響することが見出された。これは、新技術の知識を得た上で、それを実際に使うには社会ネットワークによる後押しが必要であることを示唆している。

キーワード

technology adoption, social network, resource-conserving agriculture, Ethiopia

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