環境保障と社会の持続性:ネパールの事例研究

平成21年度 成果一覧

マニッシュ・タパ (東京大学大学院新領域創成科学研究科 日本学術振興会論文博士支援事業、共同研究者)
湊 隆幸( 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授)

要旨

持続型社会の観点から開発を考えると、経済開発は、サステナビリティつまり持続可能性を満たす一つの要件(ただし非常に重要ではあるが)に過ぎない。経済性以外にも、安全や安心あるいは人権の確保など、持続型社会の要件は他にもある。それは、一言で表すとすれば「持続的調和(Sustainable Peace)」の問題である。この概念の背景には、先進国が前提とするような、“経済が発展すれば社会が安定する”という命題が成り立つか不明であり、“社会が安定すれば経済が発展する”とする考え方が含まれる。本文では、新しい開発”および国際協力のあり方を「環境保障 (Environmental Security)という観点から多角的に捉えて、ネパールを事例に社会開発の考え方を議論する。

キーワード

Environment, Security, Sustainability, Nepal

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