環境規制の正当性と柔軟性

平成12年度 成果一覧

城山 英明(東京大学 法学部助教授(行政学))
中谷 和弘(東京大学 法学部教授(国際法))
山本 隆司(東京大学 法学部助教授(行政法))

要旨

本研究は、最近の環境規制の展開に関して、日米欧及び国際法レベルにおける展開を分析するものである。伝統的環境規制の原型はコマンドアンドコントロール、すなわち、一律基準の一律適用であった。しかし、現在4つの新しい必要、すなわち、多様な環境条件への適応の必要、経済的に効率的な規制の必要、予防的規制の必要、環境考慮の他の政策領域への内部化への必要が見られる。このような必要に対応するため、当事者間の差異化された交渉、経済的手段といった試みが見られる。本研究では、これらの環境規制の新たな試みに関する事例を集めるとともに、その性格、課題について分析したい。