環境調和型選択酸化反応系の開発

平成14年度 成果一覧

水野哲孝(東京大学 大学院工学系研究科応用化学専攻 教授)

要旨

分子状酸素や過酸化水素を酸化剤とした炭化水素類の選択酸化反応触媒となる種々の遷移金属置換ポリオキソメタレートを合成・同定しその反応特性を検討した。触媒活性は置換遷移金属の種類及び反応活性点の幾何構造に依存し、鉄、バナジウム、ルテニウムなどの金属核二個が隣接している場合に活性が発現することが判明した。
さらに多価アニオンであるポリオキソメタレートの対カオチンとして分子性金属錯体カオチンを導入することで、特殊反応場となり得るチャンネルを有する結晶性多孔体の開発に成功した。

キーワード

分子状酸素、過酸化水素、炭化水素、選択酸化、ポリオキソメタレート