持続可能な社会システム導入のための社会的意思決定手法の構築 ―持続可能な交通システムを素材として

平成16年度 成果一覧

加藤 浩徳(東京大学 大学院工学系研究科 助教授)
城山 英明(東京大学 大学院法学政治学研究科 助教授)
中川 善典(東京大学 大学院工学系研究科 助手)

要旨

本研究は、広域交通政策・計画の立案を事例として、関係する主体の問題認識の把握を通じて、問題全体を構造化し、政策立案のための課題を抽出するための手法を検討するものである。関東圏の交通政策を事例として選定し、関係主体に対するインタビューを通じて、各主体の認識を図示化し、その上でそれらを総合することによって、関東圏における交通問題の構造を分析する。次に、インタビュー結果から、問題の主要要素と今後重要になると考えられる環境条件を抽出し、それに基づき問題構造を分析した上で、今後検討すべきと考えられるイシューのリストアップを試みた。また、関係主体間の相互認識、利害関係の比較と主体間関係分析を行った。最後に、これらの分析結果を関係者によるワークショップの場にフィードバックし、課題抽出の契機の支援を試みた。

キーワード

問題発見、問題構造化、地域交通政策、ケーススタディ、関東地域、知識融合型アプローチ