超臨界CO2の石炭への吸着特性

平成15年度 成果一覧

大島義人(東京大学 環境安全センター 教授)
島田荘平(東京大学 大学院新領域創成科学研究科環境学専攻 助教授)

要旨

本研究ではCO2地中固定に関する基礎実験として、石炭へのCO2吸着量を、圧力、温度等をパラメータとして超臨界圧力の範囲まで測定した。吸着量測定方法は定容法で、石炭サンプルは乾燥炭と水分を含んだ炭とを使用した。実験の結果、吸着量は臨界圧力付近で一度減少し、超臨界圧力領域ではやや増加傾向を示した。この特徴は温度が35℃の場合に最も顕著であった。温度上昇および水分増加により、吸着量は減少することが分かった。これは特に高圧力下で顕著であった。純粋なCO2、N2、CH4による吸着実験も実施した。その結果、この3種のガスの中でCO2が最も吸着量が大きかった。2種混合ガスによる吸着実験では、総吸着量は計算値より減少した。

キーワード

超臨界CO2、吸着、石炭、地中固定、コールベッドメタン