農業のグローバル化と世界の食料問題

平成16年度 成果一覧

本間 正義(東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授)
石見 徹(東京大学 大学院経済学研究科 教授)
川島 博之(東京大学 大学院農学生命科学研究科 助教授)
沖大 幹(東京大学 生産技術研究所 助教授)

要旨

 世界各国の農業はWTOやFTAなどを通じグローバル化が進展し相互依存の度合いを深めている中、いまだに多くの政府が農業貿易に介入しており、地球規模での効率的資源利用が図られてはいない。一方、開発途上国では8億もの人々が栄養不足に苦しみ、食料問題の解決への道は遠い。農業の発展と食料問題の解決は地球規模での持続可能な発展に不可欠であるが、それには市場や貿易の活用および市場の失敗を補う新たな国際協力システムの確立が必要である。本研究では世界が抱える農業と食料の問題を、人口と経済発展の視点から分析し、さらにWTO農業交渉などでグローバル化した世界における農業貿易と食料援助のあり方を探った。

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