途上国大都市における持続可能なモビリティ戦略に関する研究 ~ バンコク首都圏を事例として ~

平成12年度 成果一覧

太田 勝敏(東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻教授)
家田 仁(東京大学大学院 工学系研究科社会基盤工学専攻教授)
原田 昇(東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境学専攻教授)
城所 哲夫(東京大学大学院 工学系研究科都市工学専攻助教授)
福田 敦(日本大学 理工学部助教授)
室町 泰徳(東京大学大学院 工学部附属総合試験所助教授)
佐野 一寸志(長岡技術科学大学 建設工学課程助教授)
高橋 潔 アジア工科大学 土木工学科助教授)

要旨

途上国大都市では、経済発展と環境負荷・社会的公平性のバランスを保つような、持続可能な都市交通発展戦略を見出すことは、重要な課題である。本研究では、バンコク首都圏を対象に、都市構造が環境に与える影響に関する現状調査と分析を行った。まず、分析対象地域の交通機関利用の現状を把握した上で、 (1) 物流によって生じる貨物車交通量とそこから排出される大気汚染物質量の推計及び東京都市圏との比較、(2) 都市中間層への交通ライフスタイル、環境意識、交通環境向上のためのガソリン税の増税に対する意識調査、とを行った。それにより、所得階層別の交通機関利用と中間層の環境抑制への意識、都市内物流に起因する環境影響負荷との関連を明らかにした。