限界集落の持続再生にむけたアクションリサーチ ―高知県仁淀川町長者集落を例に―

平成22年度 成果一覧

小澤 一雅(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授)
鈴木 直文(一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻 講師)
Petr Matous(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻 講師)
川添 善行(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 講師)
真鍋陸太郎(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 助教)
井上 亮(東北大学大学院情報科学研究科人間社会情報科学専攻 准教授)
横手 義洋(東京電機大学未来科学部建築学科 准教授)
佃(西本)悠(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 博士課程)
武村 由美(高知工科大学地域連携機構地域連携センター 助手)

要旨

本研究は、過疎と高齢化の加速する中山間地域の集落における住民主体の持続的な地域再生の可能性を、「豊かさ」と社会ネットワークに関する地域住民調査および地域文化資源発掘のためのワークショップを通じて検討、支援することを目的とした。調査の結果、ワークショップ参加者のネットワークにおける(1)構造的格差、(2)中心人物の役割、(3)地理的偏在、(4)世代間の溝、(5)「余所者」の役割、(6)特定の場の象徴性が明らかになった。ワークショップを通じては、参加者が大事にしている風景の(1)選好理由、(2)関与のあり方、(3)共有状況が明らかになり、やはり特定の場に選好が偏在することが分かった。今後この知見を活かした地域活動ネットワークの拡大支援方策の検討が望まれる。

キーワード

地域再生,社会ネットワーク,住民組織,風景選好,豊かさ

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