黄砂の発生メカニズムと汚染物質が健康に及ぼす影響に関する基礎研究

平成15年度 成果一覧

中島映至(東京大学 気候システム研究センター)
武内和彦(東京大学 大学院農学生命科学研究科)
大塚柳太郎(東京大学 大学院医学系研究科国際保健学専攻)
岡安智生(東京大学 大学院農学生命科学研究科)
向井真木子(東京大学 気候システム研究センター)

要旨

黄砂現象は東アジアで主に春に起こる現象で、これは砂嵐によって巻き上げられた砂や土が上空の風によって輸送されて来ることによって引き起こされる。主な発生源は東アジアの乾燥・半乾燥地域である。黄砂は太陽放射の散乱・吸収などを通し気候変動に影響を与えるほか、砂塵嵐により社会経済的にも大きな被害を与える。さらにダストは人間の呼吸器系に被害を与えることが知られている。黄砂の発生の原因やその影響を究明するために本プロジェクトでは黄砂の砂漠域での発生、周辺地域への輸送、健康への影響についての調査を行った。ここでその研究結果を報告する。

キーワード

黄砂、風食、汚染物質、東アジア