21世紀地球温暖化に伴う水循環変化に関する気候モデリング -地球温暖化に伴う海面高度の変化-

平成12年度 成果一覧

住 明正(東京大学 気候システム研究センター教授)
木本 昌秀(東京大学 気候システム研究センター助教授)
阿部 彩子(東京大学 気候システム研究センター助手)

要旨

地球温暖化に伴う水循環の変化を、南極とグリーンランドの氷床の融解と降雪の蓄積量の増大に重点を置いて調査した。融解と蓄積量は、用いる数値モデルの分解能に依存するので、その依存性を調べた。また、2酸化炭素の倍増時の温暖化した気候状態での質量収支は、氷床モデルを用いて調べられた。その結果、グリーンランドの氷床は溶け、南極大陸上の氷床は増加する傾向にあることが示された。その結果、海面上昇は、年間0.36 mm増加する結果が得られた。